向島・東大・幸太郎

11月の初め、向島百花園に野外スケッチへ出かける。「もしかして、俺は晴れ男かも!」というほどの好天に恵まれる。向島百花園はこじんまりとした中、昔の東京の雰囲気があり、他の公園や庭園とは違う趣がある。残念ながら萩の花は終わり、これといった花は咲いておらず、暖かい日が続いているためか、紅葉も進んでいない。さて、どうしようかと考えたが、庭園からスカイツリーが望めるのはここしかない(はず?)。となれば、あまり好きな建造物ではないが、描くしかないだろう!? またまたパノラマで描くことにした(好きだね~)。
c0349438_17075528.jpg
     「向島百花園からスカイツリーを望む」ランドスケープG4×2+筆サイン極細・水彩

11月中旬は、東京大学でのスケッチ。この日も晴れて、晴れ男説は確信になる。なーんて、その前の野外は土砂降りの雨だったので、あまりあてにはならない。しかし、気まぐれな秋の空と乙女の恋心、それと漫画の読者(?)と言われる中ではまずまずの確率だろう。逆立ちしても、地球がひっくり返っても入学などできない大学だが、スケッチでは簡単に入ることができる。東大といえば、昔テレビで強烈な印象を残した安田講堂だろう!と、色々な角度から眺めてみるが、なかなかに描きにくい。うろうろした挙句、法文1号館を右に見た、歩道脇からのスケッチとなった。
c0349438_17084147.jpg
          「東大本郷キャンパスで」ストラスモアF6+筆サイン極細・水彩

11月は、伊坂幸太郎の本ばかりを読んでいた。彼の名前を知ったのは、10年ほど前の電車内。若いお兄ちゃんが、彼の分厚い「ゴールデンスランバー」だったかの、本を持っているのを見た時だ。本など読みそうもないチャラいお兄さん(失礼!)を夢中にさせる小説とは、いったいどういう本なんだろうか?と興味を持ち、書店で「オーデュポンの祈り」(新潮文庫)を手に取ったのが、中毒の始まりだった。
彼の文庫本は読みきったので、ついに単行本を買う!といっても古本屋でだが。その単行本は「死神の浮力」(2013年、文芸春秋)伊坂幸太郎ってこんなに面白かったっけ!?と今更ながらに驚き、彼の小説世界にどっぷりハマり、ワクワク、楽しく読んだ。複雑な伏線の張り方が見事で鮮やかなのはいつもどうりだが、死神、千葉のキャラクターがとても良く笑える。続いて「残り全部バケーション」(2012年、集英社)を、これまた古本屋で。そうこうしていると「陽気なギャングは三つ数えろ」(2015年、祥伝社)が新書版で出たので、買って(やっと!?)読む。こうなると止まらなくなり(まさに中毒!)映画公開中の「グラスホッパー」(角川文庫)陽気なギャングシリーズ第2弾「陽気なギャングの日常と襲撃」(祥伝社文庫)を再読。そして今は死神シリーズ第1弾「死神の精度」(文春文庫)を再び読んでいる。
c0349438_17090663.jpg
         「映画 グラスホッパー」クロッキーブックB4+筆サイン極細・リブ

女房が、有川浩の作品を何度も読むのを見るにつけ鼻で笑っていたが、自分も同じ穴のムジナ、笑えなくなった。伊坂幸太郎作品の面白さの確率は、どうやら私の晴れ男としての確率を大いに上回っているようだ。だって、これまた今更でしょうが、何度読んでも面白いんだもの。


[PR]
by hiro_dion0210 | 2015-11-25 17:24


<< あけましておめでとう! スケッチツアー >>