気がつけば60歳!?

7月某日、中学校の還暦を祝う会が、岩手県盛岡市の繋(つなぎ)温泉で行われた。両親が亡くなり、岩手に行くこともなくなったので、この機会を利用して奥入瀬あたりを描いてみようと、前後日に宿を予約した。ところが、ちょうどその頃は台風の影響で東北は大荒れ!という予報が出た。日頃の行いが悪いのか、あえなく宿はキャンセル。しかし今度いつ行けるかわからない。ならば、せめて温泉近くでスケッチしようと考えた(女々しい…?)。
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         「安達太良SA下り」 フライングタイガー+筆サイン極細+水彩
仙台の兄の家に一泊し、早朝盛岡に向かう。繋温泉近くには小岩井農場がある、牧場を描くのも悪くない。まきば園というパークに入り、乗馬場の馬を、雨が降りそうだったので庇の下で描く。まもなくとんでもない土砂降りの雨となり、恐怖すら覚えたが、そしてスタッフの方には呆れられたが続けるしかない。なにせ埼玉くんだりから来てるのだから(貧乏性だね)。3・40分ほどで雨も上がり、ふと気づくと目の前に雨に煙る岩手山が!!これは描くしかないだろう!?と続けてもう1枚。
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          「小岩井農場の馬」 ランドスケープG6+筆サイン極細+水彩
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         「雨上がりの岩手山」 ランドスケープG4+筆サイン極細+水彩
それから、祝う会の会場へと向かう。ほとんどが中学卒業か成人式以来に会う人たちだが、当時の面影が少なからず残っていて懐かしい。70名が参加し、全体のほぼ半数が集まった。参加しなかった中の約半数が死亡、または所在不明の人だ。この人数が多いのか少ないのかは分からないが、連絡がつかない人たちは、様々な理由で中学時代との縁を切ったのだろう。何を持って幸せかは分からないが、幸せでいることを祈る。同級生として。
翌日は雨も上がり良い天気となる。一瞬奥入瀬に行こうかとも思ったが、祭りの後の寂しさからか気分が乗らず、再び小岩井農場を描いて帰ることにした。
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       「小岩井農場にて」 ランドスケープG6×2+リブ、筆サイン極細+水彩
家に帰るとほどなく、先日会ったばかりの友人Kからメールが届く「小学校の同級生のK子が亡くなった」と。中学の時から、精神的にはちっとも成長や変化をしてないが、肉体は老いや死に向かって着実に進んでいるようだ。人生色々あるが、せめて「楽しかった」と思いながら死にたいものである。同級生K子の死で、感慨深い還暦祝いとなったような気がする。早生まれなので、まだ59歳なんだけどね…。


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by hiro_dion0210 | 2015-09-08 00:43


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